鍼灸院を開業して、ある程度落ち着いてはきたものの、「もうひと押し競合に勝ち切れない」という方も多いのではないでしょうか?
最近では、鍼灸院の数も増えており、それに伴ってお客様もそれぞれの治療院に分散してしまう傾向にあります。
そのような状況を打破するためには、他の治療院とは違った施策を打っていく必要がありそうです。
そこで今回、web集客の新常識であるコンテンツマーケティングという考え方について、数回に渡って連載していこうと思います!
周りの競合から一歩抜け出すヒントが得られると思いますので、ぜひ読んでみてください!
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングは、近年web集客の考え方として注目されており、鍼灸院に限らず様々な業界で活用されていますが、その前に、少し、最近の集客方法のトレンドをお話ししてから、コンテンツマーケティングについて考えて行きたいと思います。
みなさん実感ありますでしょうか、テレビのCM等は、録画機能によって最近あまり見なくなったと思いませんか?
また、ネットで調べ物をする時も、明らかに広告とわかるようなものは、クリックされないようになりました。
これらの宣伝方法は、プッシュ型の広告と呼ばれています。
つまり、こちらが「今」見たいかどうかに限らず出現する広告をプッシュ型広告と呼び、近年衰退しつつあります。
そのような時代の流れから注目を集めているのが、コンテンツマーケティングの考え方です。
コンテンツマーケティングは、辞書通りの言葉で言うと、
「有益なコンテンツを発信し、ターゲットを引き寄せ、関係性を構築することで顧客化するマーケティング手法」です。
簡単に言うと、
「お客様(患者様)が喜ぶコンテンツを発信し、自院を好きになってもらい顧客となってもらう」という考え方です。
この考え方は、鍼灸院でも参考にするべきものですので、最初は難しい話のように聞こえますが、数回に分けてしっかり説明していきます。
コンテンツマーケティングで重要なDECAX(デキャックス)
今後、コンテンツマーケティングの全貌をお話するにあたって、DECAXという考え方を紹介しておいた方がわかりやすいかと思います。
DECAXは、コンテンツマーケティングで用いられるフレームワークです。
フレームワークは、頭の中を整理するための枠組みのようなものです。
DECAXは、
Discovery(発見):お客様が、あなたの鍼灸院の存在を発見する。
Engage(関係):お客様が、あなたの鍼灸院と関係性を気づき、好きになる。
Check(確認):お客様が、あなたの鍼灸院のサービス内容を、再度確認する。
Action(行動):お客様が、あなたの鍼灸院を予約する。
eXperience(体験、共有):お客様がサービスを実際に利用し、その体験を周囲に共有する。
という5つの単語の頭文字を取った言葉です。
これは、お客様がみなさんの鍼灸院を知ってから、サービスを利用し、周囲の人に共有するまでの段階を表したものです。
鍼灸院のweb集客でコンテンツマーケティングの考え方を用いる時は、このDECAXの各段階に対して施策を打つ必要があります。
次回の連載記事では、DECAXの「D」の部分について、考え方をご紹介したいと思います!
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