「整骨院になかなか患者さんが来てくれない…。」
「ロジックツリーで原因を深掘りしてみたけど、合ってるのかな?」
以前の記事でロジックツリーについてまとめたので、ぜひご覧になってください♩
鍼灸院開業・鍼灸院経営の現状の原因と解決策を見つけたい先生方へ
ロジックツリーは、論理的な思考が必要なフレームワークです。
しかし、日常でなかなか論理的な思考をすることは少ないですし、ロジックツリーを作成する際も慣れない思考法に戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
論理的な思考のことをロジカルシンキングと言うのですが、そのロジカルシンキングの重要な手法の一つに、MECE(ミーシー)があります。
今回はその、MECEについて紹介します。
MECEについて知ることで、ロジカルシンキングがしやすくなり、ロジックツリーが作成しやすくなりますので経営のヒントに役立てて頂ければと思います。
■MECEとは?
まずはMECEとは何なのかについて紹介します。
MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字をとってできた言葉。
「それぞれが重複することなく、要素に漏れがない状態」という訳になります。
ロジックツリーも重複、漏れのない状態を目指しているので、ロジックツリーを作成する際にはとても大切なロジカルシンキングだといえるでしょう。
■MECEを行う際のコツ
MECEでは「全体を正しくとらえる」ことと「各部分を明確に分類化する」ことが大切です。
例えば、整骨院のターゲットを絞りたいと考えたとき、ターゲットとして「大人」、「子ども」を挙げたとします。
しかし、これだけではMECEができているとは言えません。
なぜなら、「大人」には「老人」も含まれますし、「男性」「女性」と分けていくこともできます。
「子ども」も「スポーツをしている子ども」、「怪我をした子ども」など、どんどん深堀りすることが可能です。
この分類化は目的や視点が明確であればあるほど、簡単に行えます。
また、出てくるキーワードも明確であればあるほど、簡単に行えます。
ロジックツリーの作成には時間がかかります。
しかし作成時に、なぜこのロジックツリーを作成しているのか、どの立場からこの問題を解決したいのかを何度も思い返すことで、目的、視点を明確にできます。
また、キーワードを明確にすればするほど、分類化が進みます。
「MECEを使ってロジックツリーを作成している!」としっかり意識できれば、ロジックツリーの作成も今までよりも簡単に行えるでしょう。
今回は、ロジックツリーを作成する際に使いたいロジカルシンキングのうち最も重要な手法の一つである、MECEについて紹介しました。分類化は時間のかかる、大変な作業です。
しかし、MECEの通りに分類化をしていくことで、今までは表面化されていなかった本質的な原因がでてきたり、より明確な解決法が出てきたりします。
整骨院の経営にお悩みの際は、ぜひその問題についてロジックツリーを作成してみてください。
先生方の経営が少しでも成功に近づくヒントになれば幸いです。
鍼灸経営コラムではメイプル名古屋より
鍼灸院の経営に役立つ情報を発信しています。